仮想通貨の空売り

空売りとは

空売り(からうり)は、相場の値下がり局面で利益が出る取引手法です。元来は株取引の用語で、実際に株を保有していない状態で売り注文を出すことを指します。仕組みとしては保有者から賃料を払って借りてくるのですが、一般投資家であれば信用取引を利用してカラ売りを行うことができます。

一方、FXや先物取引などの証拠金取引では差金決済が前提になっています。つまり現物の受け渡しが発生しません。ですから、借りるまでもなく売りから入ることができます。これをショートするといい、その建玉をショートポジションと言います。

空売りやショート戦略を使うと、相場が高い時に売りから入り、下がったところで買い戻して利益を確定させます。中長期で保有することを前提としロングとショートないので「ショートポジション」というわけです(参考記事→ロングとショート)。

仮想通貨を空売りする方法

仮想通貨ではまだ十分な法整備ができていません。交換業者の登録制が始まったばかりです。そういう状況ですから、カラ売りやショート戦略が取れる公的な仕組みはないのですが、業者によっては同様のサービスが提供されています。つまり、制度が整っていない代わりに禁止されているわけでもないという状況です。

具体的には大手の交換業者であるbitFlyer(ビットフライヤー)などが空売りの仕組みを提供しています。基本的にはFXや先物取引と同じ証拠金取引になります。担保として一定の証拠金を預けると、実際に仮想通貨を保有していなくても売りから入ることができます。FXで採用されている自動ロスカットや先物取引で採用されている追証(おいしょう)の制度もあります。

気になる証拠金の保全ですが、法律では単に自己資産と区分して管理すれば足りることになっています。つまり業者が破たんすれば、預けたお金が返ってくる保障はありません。FXや株ではこのへんの法整備が既にできているので安心していられるのですが、仮想通貨はここが最大のネックです。現状ではなるべく自己資本が大きく、系列などもしっかりした信用の置ける業者を選ぶしかありません。

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