仮想通貨の証拠金取引

証拠金取引とは

仮想通貨は基本的には現物取引です。つまり株と同じように、現物を買ったり売ったりすることを目的とした取引です。これに対して証拠金取引では損益金を清算して取引を終わらせます。これを>差金決済と言います。証拠金取引はヘッジのために考え出された取引なので、現物の交換はもともと想定されていないのです。ただ、近年では一般投資家にとっても魅力ある仕組みとして人気があります。総代金を用意できなくても、少額の資金で取引ができるからです。例えば1万ドルの取引をしたい場合、現物取引なら100万円以上用意しなくてはなりませんが、証拠金取引であるFXなら10万円未満で1万ドルを買う取引ができます。その結果、投下資金をベースに考えるとレバレッジが効いた取引となり、ハイリスク・ハイリターンな取引となります

仮想通貨では、FXや先物取引のように法令で定められた証拠金取引の仕組みはありません。ただ、仮想通貨交換業者(取引所)の中には、証拠金取引の仕組みを提供している業者もいます。法整備が進んでいない一方、禁止されているわけでもないからです。こうした業者では、少額の資金でも仮想通貨に投資することができます。例えば、ビットコインの場合、1単位(1BTC)が160万円ほどします(2017/12/7時点)。これ以上小さな単位はありませんから、1単位買うのに160万円を用意しなくてはなりません。しかし、証拠金取引では十分の一程度の証拠金を差し入れれば買うことができます。

例えば16万円の証拠金をを差し入れて1BTCを160万円で買ったとします。それを180万円で売れたとしたら20万円の利益ですが(※)、投下した資金は16万円です。倍以上になったことになります。ただし逆のことが起こった場合はどうでしょうか。

差し入れた証拠金を失うだけでなく、追加で業者に支払わなければなりません。FXではこうした事態を予防するために自動ストップロスが法令で義務付けられています。仮想通貨でも業者が同様の仕組みを採用しています。ただ、仮想通貨はそれ自体の変動が非常に激しいので、自動ストップロスがどこまで有効に働くかはわかりません。

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