FX

FXFXは為替証拠金取引ともいい、為替相場を対象とした金融派生商品です。一般的にはハイリスク・ハイリターンな取引と位置付けられますが、為替相場の値動きは株式よりも穏やかですし、リスク・リターンの度合いであるレバレッジは自分でコントロールできるため、初心者でも徐々に始めることが可能です。ただし、元本が保証された商品ではないことは十分に留意する必要があります。

FXは Foreign Exchange の略語で、もともとは外国為替を意味します。そこから派生して、日本では為替証拠金取引の通称として用いられています。欧米で為替証拠金取引をさす言葉としては、FX Margin Trading や Margin FX などがあります。Margin は取引証拠金の意味です。

FXの特徴

   以下にFXの特徴を簡単に整理しておきます。

1.FXは二つの通貨の一方を買い、他方を売る取引です

   例えばドル/円の組み合わせであれば、ドルを買って円を売る取引と、ドルを売って円を買う取引のどちらかを選ぶことができます。もしドルが上がると思えば前者を、ドルが下がると思えば後者を選択します。ドルが上がるということは円安を、ドルが下がるということは円高を意味します。ただ、FXでは円を軸にして考えるよりも、外国通貨を一つの銘柄と考えると、値動きを自然に理解することができます。

2.FXではスワップポイントの受け払いがあります

   FXで建玉を保持していると、スワップポイントと呼ばれる金銭の受け払いが発生します。その額は2通貨の金利差(年換算)を365で割った数字になります。通常は、金利の高いほうの通貨を買うと受け取る側に、売ると支払う側になります。

  • 金利は短期金利がベースですが、他にも計算要素があり、業者のコストなども算入されるので、単純な金利差とは一致しません。

3.FXは証拠金取引です

   FXでは取引の総額を用意する必要はありません。担保となる取引証拠金を差し入れることで、最大でその25倍までの取引を行うことができます(※)。ただし、25倍以下ならOKですから、1倍でもいいわけです。1倍ということは外貨預金と同じで、しかも取引コストは各段に安くなります。

※法人は無制限です。詳しくはレバレッジ規制をご覧ください。

証拠金取引

4.FXは差金決済方式です

   差金決済というのは、売買の差損益を取引証拠金で清算して取引を終わらせるしくみのこと。株式では現物の受け渡しが行われますが、FXでは基本的に通貨の受け渡しは行われません。

5.FXは24時間取引です

   一日一回30分から1時間程度中断する業者もありますし、1週間ノンストップという業者もありますが、基本的にFXは月曜の朝から土曜の明け方まで取引ができます。その間ではロンドン市場の午後とニューヨーク市場の午前が重なる時間帯がもっとも取引が活発になります。以下は4月頃から10月頃(欧米がサマータイム(夏時間)期間)における為替市場の取引時間です。

6.FXには店頭FXと取引所FXがあります

   店頭FXは投資家と証券会社やFX業者が1対1で取引を行うもの、取引所FXは投資家と取引所が1対1で取引を行うもの。どちらも1対1というところは同じなのですが、取引の相手方が証券会社・FX業者か取引所かの違いがあります。取引所FXは東京金融取引所(くりっく365)と大阪証券取引所(大証FX)が扱っています。ただ、商品のしくみや税制(参考記事:FXの税金)については店頭FXと取引所FXでは大きな差異はありません。

店頭FXと取引所FX

FXの取り扱い業者

   FXは金融商品の一種で、証券会社や専門業者などの金融商品取引業者が取り扱っています。準拠法は金融商品取引法で、第1種か第2種の金融商品取引業者として金融庁に登録を受けていないと取り扱うことができません。

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