売り上がり

売り上がりとは

   「売り上がり」とは、為替相場が上昇トレンドにあるとき、ある程度の間隔を開けながら段階的に売りを入れていく手法のこです。例えば、相場が100.0円の時に最初の売りを入れ、さらに100.2円に上昇した時点で二度目の売り、100.4円まで上昇したら三度目の売りを入れるという具合です。もちろん、最初の売りを入れる時点で「ここら辺が天井だろう」と思っているわけですが、予想が外れる可能性も計算に入れているわけです。

   売り上がりは、相場で天井を当てることは非常に難しいため、資金を分散して天井を捕らえようとする作戦ですから、初めから資金を小分けにして、計画的に行います。ただ、何回に分け、どの程度の間隔で行うべきかは神様にしか分かりません。そこで、想定外の値上がりもあり得ることを想定する、というスタンスが大事かと思います。なお、売り上がりとは逆に、下降トレンドで分散して買う手法を「買い下がり」と言います。

売り上がりのメリット・デメリット

   売り上がりは基本的に逆張りのための取引手法です。相場の流れに逆らって建玉を大きくしていくわけですから、当った時には大きな利益を得られます。しかし一方で、予想が外れて上昇が止まらないと、踏み上げに追い込まれ、大きな痛手を被ってしまいます。ですから、逆張りではあるものの、さらに大きなトレンドを見れば順張りである、という状況で使用すべきです。こうした手法を次に説明します。

売り上がりの応用

売り上がり

   売りの手法には「戻り売り」というのもあります。基本的にこちらは順張りのための手法で、売り上がりとは本質的に異なります。上の図はトレンドが上昇から下降に転じたことを示していますが、赤い○が売り上がり、緑の○が戻り売りに相当します。

   FXハイリスク・ハイリターンな取引ですから、基本的には順張りをベースとすべきです。しかし、実際に仕掛ける時には売り上がりで建玉していくと、非常に有効な売買手法になります。例えば週足では下げ基調だが、日足では上昇している場合。戻り売りで臨むべきですが、実際の建玉は資金を分散して構築していきます。こうすることで、予想以上に反発が大きくても対処できますし、運悪く相場が大勢上昇に転じてしまった場合も、損失を小さく抑えることができます。

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