レパトリ

   レパトリはレパトリエーション(Repatriation)のことで、もともとは「母国に帰還すること」といった意味です。金融用語と使用される場合は、投資家が海外で運用していた資金を国内に戻したり、海外支店の儲けを本社に送金したりすることをさします。

   例えば、日本の機関投資家が米国債を買う場合は、円をドルに替えます。このときは円売りドル買い需要が発生します。そして保有していた米国債が償還されると、今度はドルを円に替えて日本に戻します(再投資などすれば別ですが)。そのため、レパトリは基本的に自国通貨買いの需要が発生するわけです。

   企業活動でもレパトリがおこります。米国企業が日本に支店を持っていた場合、日本で儲けた利益は決算期に本社へ送金します。このとき、円を売ってドルを買う需要が生まれます。米企業の多くは12月末決算なので、例年11月から12月にかけてレパトリが盛んになります。日本企業は3月末決算ですから、2月から3月にかけて外貨を売って円に換える動きが活発になります。2004年に米国で成立した本国投資法(HIA)は、レパトリを促進する法律です。

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