リスクパリティ

   パリティ(Parity)は「等しいこと・等しい状態」という意味の名詞で、リスクパリティは「リスクが等しい状態であること」を指します。金融用語として使われる場合は、「リスクパリティ戦略」を短縮した言い方とも言えます。これは、複数種類の金融商品を保有している時に、各商品のリスク度合いが同等になるようにウェイトを調整する手法のことです。

   例えば、通貨、債券、株式からなるポートフォリアを保有している場合、平時は株式のボラティリティが最も高いので、リスクパリティにしようと思えば、株式への資金配分を低くします。しかし何らかの理由で通貨のボラティリティが高まると、通貨の保有量を下げて現金を高めるなどの操作を行います。

   ひと昔前は、各商品の比率を固定化して、四半期や半年ごとに見直すという戦略が一般的でした。見直す場合も、リスクを均等にするという発想はあまりなかったのです。しかしリーマンショック以後は、きめ細かい配分が行われるようになったわけです。ただ多くのファンドが同じ手法を採用した結果、変動率が高まった金融セクターは一斉に売られるようになり、変動率をさらに高めるという副作用も発生しています。

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