ADP雇用統計
ADP雇用統計は、民間の給与計算代行サービス会社であるADP(Automatic Data Processing)社のデータを用いて、マクロエコノミック・アドバイザーズ社が発表している雇用統計です。2006年4月分から始まったので、まだ歴史の浅い指標です。米労働省の雇用統計は毎月第一金曜日に発表されますが、ADP雇用統計はその前の水曜日に発表されますので、本丸の雇用統計を占う意味である程度の注目は集めます。
両者には相関関係が認められますが、実際の数字にどこまで近い数字が出るかと言うと、むしろエコノミスト予想の平均値のほうが近い傾向もあります。ただ、実際の数字が平均予想よりも高いか低いかを予想するうえで、ADP雇用統計は有用であるとの見方もあります。また、雇用者数の大幅な増加や減少が見込まれるようなとき、ADP雇用統計でそうした数字が出ると、ある程度ガス抜きとなり、労働省の雇用統計では市場の反応が抑えられることもあります。
発表日 | 市場予想値 | 発表値 |
2013/5/1 | +15.0万人 | +11.9万人 |
2013/4/3 | +20.0万人 | +15.8万人 |
2013/3/6 | +17.0万人 | +19.8万人 |
2013/1/30 | +16.5万人 | +19.2万人 |
2013/1/3 | +13.8万人 | +21.5万人 |
2012/12/5 | +12.5万人 | +11.8万人 |
2012/11/1 | +13.5万人 | +15.8万人 |
2012/10/3 | +14.0万人 | +16.2万人 |
2012/9/6 | +14.0万人 | +20.1万人 |
2012/8/1 | +12.0万人 | +16.3万人 |
2012/7/5 | +10.0万人 | +17.6万人 |
2012/5/31 | +15.0万人 | +13.3万人 |
2012/5/2 | +17.0万人 | +11.9万人 |
2012/4/4 | +20.6万人 | +20.9万人 |
2012/3/7 | +21.5万人 | +21.6万人 |
2012/2/1 | +18.2万人 | +17.0万人 |
2012/1/5 | +17.8万人 | +32.5万人 |