為替相場の重要指標
為替相場は様々な要因で変動していますが、特に相場の方向性に影響を与える重要な経済指標や中央銀行の政策会合があります。ここでは誰もが知っている最重要指標からエコノミストが注目する隠れた重要指標まで分かりやすく解説しています。これらの持つ意味や見方を知っていることは、為替相場の方向を考えるうえで非常に重要です。
指標の発表時に結果が予想外であった場合、為替相場は大きく動きます（関連記事：為替相場とサプライズ）。ですからデイトレードにとってはスケジュールのチェックが欠かせません。また、中長期で取引する場合は、経済記事やエコノミストの解説を参考にされる方が多いでしょう。その際、指標の意味や重要度が分かっていないと、情報として生きてきません。
下記は為替相場の動向に影響を及ぼす重要な経済指標やイベントのリストです。また、影響を及ぼすわけではないものの、為替相場と相関性を持った指標もリストアップしています。ＦＸで勝つためには、これらの指標に常に目を配っておきたいですね。
- ADP雇用統計：米雇用統計に先行して発表される注目指標
- CGPI（企業物価指数）：企業間取引における物価指数
- CPI（消費者物価指数）：小売り段階における物価指数
- EMBI（エンビー）スプレッド：米債券vs新興国債券利回り差
- FFレート：米国の政策金利
- FOMC：米連邦公開市場委員会
- Ifo景気指数：独公的機関が発表する欧州景気の重要指標
- ISM景気指数：供給管理協会が発表する米景気の重要指標
- MOVE指数：債券版恐怖指数
- PCE（個人消費支出）：国内総生産最大のファクター
- PCE価格指数｜PCEデフレータ：CPIと並び米金融政策を占う重要指標
- PMI（購買担当者指数）
- PPI（生産者物価指数）
- TED（テッド）スプレッド：米国債利回りvsドル金利
- TIPS：米物価連動債
- VIX指数:米株価ボラティリティ指数。代表的な恐怖指数でもある。
- WTI：米国産原油
- ZEW景気指数：Ifo景気指数に先行して発表される欧州景気の重要指標
- 恐怖指数：VIX指数やMOVE指数など、日経平均版恐怖指数も。
- 交易条件指数：為替相場関係とも関係が深い貿易関係の指標
- コミットメンツ・オブ・トレーダーズ
- 雇用統計：米雇用統計発表は為替相場恒例の一大イベント
- シティＦＸペイン指数：ヘッジファンドの動向を表す指標
- スキュー指数：株価急落への警戒感を示す
- 政策金利｜公定歩合：為替相場の最重要指標
- ダウ平均：米国の代表的な株価指数
- プットコール・レシオ：市場のセンチメントを示す指標
- ユーロコイン指数：ユーロ／ドル相場の重要指標
