PCE(個人消費支出)

   PCE(Personal Consumption Expenditures)は重要な経済統計の一つで、個人消費支出と訳されます。個人が物やサービスに対してどれだけお金を支出したかを示す指標です。GDP(国内総生産)を構成する要素の一つですが、成熟した経済ではGDPを左右する最大のファクターとなります。事実、PCEがGDPに占める割合は日本で約55%、米国では約70%にも達します。なお、米国のPCEは米商務省が毎月末、個人所得・支出統計において前月の数字を発表しています。

   PCE自体は名目的な統計であるため、インフレを加味した実質的な消費支出の伸びを把握するためにPCEデフレータがあります。同様の指数にCPI(消費者物価指数)があり、両者は似た動きを示しますが、統計の対象がやや異なります。CPIは個人が直接に支出した物やサービスを対象にしていますが、PCEデフレータは健康保険による医療費支払いなどの間接的な支出も含んでいます。

   PCEやPCEデフレータはFRBの金融政策を占ううえで雇用統計などとともに重要な経済指標です。発表日には為替相場が大きく動くときもありますので、FXにおいては十分な注意が必要です。

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