ブレトンウッズ体制

   ブレトンウッズ体制とは、第2次世界大戦後の国際的な通貨制度の枠組みです。金本位制による固定相場を根幹としており、ドルの基軸通貨としての地位を確立しました。

ブレトンウッズ体制の概要

   第2次世界大戦で日本が降伏する前年の1944年、米国のニューハンプシャー州にあるリゾート地ブレトンウッズ(Bretton Woods)に連合国側の44か国が集まりました。戦後の枠組みを決めることが目的で、国際的な通貨体制も話し合われました。その結果、金本位制にもとづく固定相場制が採択されます。

   具体的には、アメリカは他国の通貨当局から要求があった場合、いつでも1トロイオンス(約31g)の金を35ドルの紙幣と交換する義務を負いました。一方各国は、ドルをベースに定められた自国通貨のレートを、上下1%の範囲に維持することが義務付けられました。ドル以外の通貨は、固定レートでドルと交換でき、ドルは唯一金と交換できる通貨となったわけです。言わば「金ドル本位制」の始まりであり、ポンドが基軸通貨の座をドルに譲ることとなった出来事でした。

IMFの創設

   また、会議ではIMF(国際通貨基金)の創設が合意され、1946年に実現します。こうした戦後の通貨制度の枠組みを『ブレトンウッズ体制(The Bretton Woods System)』と言います。この枠組みは約30年間続くことになりますが、米国は徐々にその役割の重さに耐えられなくなります。膨れ上がる貿易赤字と金の流出。結局、ブレトンウッズ体制はニクソンショックというという突然の幕引きによって終焉を迎えることとなります。

Copyright(c) 2008-2018 All Rights Reserved.