Jカーブ効果

Jカーブ効果とは

Jカーブ効果(J Curve Effect)は、「一旦は下落するがその後は長期的に上昇する」といった現象に与えられる呼称です。グラフにすると下図のようにJの字に似た形になるのでこう呼ばれます。

例えば、飲酒量をX軸、死亡率をY軸にとったグラフを想定してみましょう。飲酒量をゼロから徐々に増やしていくと直後は死亡率が低下傾向をたどります。しかし一定量をこえると、死亡率は上昇に転じ、以後は100%まで上昇傾向をたどります。つまり、飲酒量と死亡率の関係にはJカーブ効果が働くわけです。

為替相場におけるJカーブ効果

経済学では、為替相場国際収支の関係にJカーブ効果が見られます。例えば、為替相場が円安に振れて100円から150円になったとすると、日本製品の競争力が高まるので、長期的に見れば貿易収支は黒字が拡大していきます。短期的に見ると、原油などの輸入品を買うコストが高くなるので、円安になった直後の貿易収支は悪化します。このように、為替相場が貿易収支に与える影響にはタイムラグがあり、本来期待される効果はすぐには現れないということです。

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