EBS

EBSとは

   FXや為替取引の関係でEBSと言えば、EBSサービス社(EBS Service Company Limited)が提供している電子取引システムのプラットフォームをさします。名称の由来である「Electronic Broking System」は電子仲介システムという意味なので、そうした一般的な意味にもとれますが、普通は同社のサービスを指します。

EBSの概要

   EBSサービス社は、ロンドンに本社を置き金融分野で様々なサービスを提供しているICAPグループの一員です。その中でEBSは為替や貴金属の市場で電子取引のプラットフォームを提供しています。このプラットフォームでは、一対一の取引も可能ですが、インターバンク市場の参加者ならどの銀行も利用しているため、一つの市場を形成していると言えます。

   2015年1月にスイスフラン・ショック(スイス中央銀行が突然対ユーロの防衛ラインを放棄した事件)が起きたときも、インターバンク市場は機能不全に陥りましたが、最も早く取引が復活したのがEBSでした。インターバンク市場における為替取引の主流は、電話取引の時代からロイター端末による取引へ、そしてEBSへと発展してきたインターバンク市場インターバンク市場のです。

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