黄金比率

黄金比率とは何か

黄金比率

   黄金比率(Golden Ratio)というのは『1:1.618』(近似値)の比率のことです。縦・横の比率が黄金比率となっている長方形は最も美しく均整が取れていると言われます。代表的なものに国旗がありますが、名詞やノートも多くは黄金比率を採用しています。そうした長方形から正方形を切り取って残った長方形はやはり黄金比率でできており、その作業は永遠にくり返すことができます。

黄金比率とテクニカル分析

   黄金比率はもっとも安定した比率ということから、相場の世界でもテクニカル分析に応用されています。例えば、下降トレンドから上昇トレンドに転じた相場がピークに達するまでの日数を、黄金比率で計算します。下降トレンドが30日続いた場合、上昇トレンドはその1.618倍の49日前後続くと見立てるわけです。もちろん、相場はそんなに単純ではありませんが、一つの目途にはなります。

   また、黄金比率が基本となっている比率にフィボナッチ比率というものがあります。「1,2,3,5,8,13,21,34,55,…」と続く数列の中に現れる比率のことですが、テクニカル分析ではこれを応用したフィボナッチ・リトレースメントフィボナッチ・ファンが有名です。詳しい解説はそれぞれの解説をご参照ください。

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