リクォート

   リクォート(Requote)とは、FXのストリーミング注文において、発注したものの約定せず、レートが提示しなおされることを言います。別の言い方をすれば「約定拒否」を意味します。クォート(Quote)の原義は、「値を付ける、見積もる」といった意味ですが、金融取引では、取引を希望する相手に対して自分が応じられる価格を提示することです。しかし一旦は示したものの取引には応じず、再度提示しなおすことがリクォートです。

   ストリーミング注文では、画面に提示されているレートを見ながら注文を出しますが、必ずしもそのレートで約定できるとは限りません。この時、約定拒否が起こっているわけです。システム内部ではレートを再度要求することになります。

   この事象は、基本的にNDD方式を採用している業者では起こりにくく、特にECNでは起こらないと言えます。しかしDD方式を採用している業者の場合、特にボラティリティが高まった状況では発生しやすいと言えます。

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