S&P500
S&P500(またはSP500)はダウ平均と並ぶ米国の代表的な株価指数です。米国の投資情報関連会社で格付け機関として有名なスタンダード・アンド・プアーズ社(Standard & Poor's)が算出しています。ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQに上場している銘柄の中から代表的な500社を選んで、時価総額の加重平均で株価指数を求めています。ダウ平均が30社の平均であるのに比べて採用銘柄が多いので、株式市場全体の動向を見るうえで重要視されています。
FXや為替相場との関係で言うと、S&P500が上昇傾向にあるときは米国の景気が上向きであるか、いわゆるリスクオンの状態。好景気によって米国の金利が上昇すればドルが買われやすくなります。一方リスクオンが強まると、新興国通貨が買われやすい地合いになります。S&P500が下降傾向になると逆の状況が生まれます。もちろん為替相場を決める要因は多様なので一概には言えませんが、S&P500が為替相場と密接な関係にあることは間違いありません。
- 関連サイト:スタンダード・アンド・プアーズ(日本語外部サイト)
- S&P500のチャート:YAHOO!FINANCE(英語外部サイト)