建玉

   建玉(たてぎょく)とは、FXにおいて新規の注文が成立したあと、未決済の状態で残っている取引のことです。単に玉(ぎょく)とかポジションとも言います。また、新しく取引を始めることを玉を建てると表現することもあります。ちょっと古風な言い回しですが。

   建玉は反対売買を行って取引を完了します。これを仕切る(しきる)とか手仕舞う(てじまう)という場合もあります。建玉を決済するとその取引の損益が確定することになります。

   FXでは建玉を維持するために、一定の取引証拠金を業者に預けておく必要があります。もし建玉の評価損(含み損)が基準を超えてしまうと、自動ストップロスによって強制的に決済されてしまいます。それを回避したいのであれば、自主的に取引証拠金を追加で預託する必要があります。ただ、建玉を維持することで結果的に損失を大きくしてしまう可能性もありますので、ロスカット水準をあらかじめ決めておくことが大切です。

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