ジャンクボンド
ジャンクボンドとは
ジャンクボンド(Junk Bond)とは、リスクが高く投資には不適格(ジャンク級)とされる債券のことです。リスクが高いというのは、デフォルト(債務不履行)の危険があるということです。つまり利払いや満期の償還が行われない危険性があるわけです。
ただ、あくまで安全性の高い債券に比べればということです。具体的にはスタンダード&プアーズ(S&P)社やフィッチレーティングスの格付けでBBB、ムーディーズ社の格付けでBaaを下回る低格付け債券を指します。
低格付けであるということは、利回り(イールド)も高いため、積極的にジャンクボンドをポートフォリオに組みこむ投資手法もあります。投資信託などではややハイリスク・ハイリターン型になります。ジャンクボンドは利回りが高いということから、ハイイールドボンドと呼ばれることもあります。
ジャンクボンド利回りの長期推移
下図チャートの黄色線はジャンクボンドの利回り指数(BoA-ML High Yield Index)を、青色線は米国債とのスプレッド(利回り差)を示しています。明るいグレーは景気後退期(リセッション)だった期間です。金融緩和や好景気などでリスクオンの時は、ジャンクボンドの利回りが低下します。投資家がリスクを取って積極的にジャンクボンドを購入するからです。逆にリスクオフになると安全志向が強まり、ジャンクボンドは売られるため、利回りが上がります。リーマンショック(2008年)があった前回の景気後退期には、その前に利回りが低下し、リセッション時に大きく上昇していることが分かります。
ジャンクボンド(Junk Bond)とは、リスクが高く投資には不適格(ジャンク級)とされる債券のことです。リスクが高いというのは、デフォルト(債務不履行)の危険があるということです。つまり利払いや満期の償還が行われない危険性があるわけです。
ただ、あくまで安全性の高い債券に比べればということです。具体的にはスタンダード&プアーズ(S&P)社やフィッチレーティングスの格付けでBBB、ムーディーズ社の格付けでBaaを下回る低格付け債券を指します。
低格付けであるということは、利回り(イールド)も高いため、積極的にジャンクボンドをポートフォリオに組みこむ投資手法もあります。投資信託などではややハイリスク・ハイリターン型になります。ジャンクボンドは利回りが高いということから、ハイイールドボンドと呼ばれることもあります。
下図チャートの黄色線はジャンクボンドの利回り指数(BoA-ML High Yield Index)を、青色線は米国債とのスプレッド(利回り差)を示しています。明るいグレーは景気後退期(リセッション)だった期間です。金融緩和や好景気などでリスクオンの時は、ジャンクボンドの利回りが低下します。投資家がリスクを取って積極的にジャンクボンドを購入するからです。逆にリスクオフになると安全志向が強まり、ジャンクボンドは売られるため、利回りが上がります。リーマンショック(2008年)があった前回の景気後退期には、その前に利回りが低下し、リセッション時に大きく上昇していることが分かります。