FXで確定申告をしないとどうなるか

   FXで課税所得が発生すると、確定申告をしなければならなりません(参考記事:申告免除)。では申告しなかったらどうなるのでしょうか。

   まず、期限までに申告をしなかった場合は、延滞税(この低金利の世の中で年利14.6%!)を追加で支払うことになります。また悪質と判断されれば、無申告加算税(15%)や重加算税(35%)と言われる罰金的な税金を払うはめになりかねません。税制について「知らなかった」は通用しません。FXの契約前交付書面では、税制の概要についても記載することが法令で定められています。また「うっかり忘れていた」も同じ。税務署はそれほど寛大ではないのです。なお、税務署は5年(場合によっては7年)まで遡って課税することができます。

   では「申告しないとばれるのか?」というのは誰しも思うところ。自然な疑問ですが、結論からいうと「ばれます」。平成21年に行った取引から支払調書の提出が業者に義務付けられているからです。あなたが行った取引は、たとえ複数の取引業者を使っていても、全て把握されています。

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