FXの法人化

   FXを個人で行う場合は、いわゆるレバレッジ規制があります。取引可能な金額(想定元本)は最大でも証拠金の25倍までというルールです。つまり、取引金額の4%以上は証拠金として預託しなくてはいけないということ。金融商品取引法で定められているので、国内の業者ならこの点はどこでも一緒です。

   法人はどうでしょうか。以前であれば法人にはレバレッジ規制がありませんでした。しかし、平成29年から法人にも規制が導入されています。ただ、個人のように固定制ではなく変動制です。ですから一定ではないですが、個人に比べると高めです。また、平成30年には個人は25倍から10倍に下がるという動きもあります。こうしたことから、高いレバレッジで取引を行いたいという場合、株式会社や合同会社を作って、会社名義で取引を行うという方法が考えられるわけです。

   当サイトでは、低レバレッジで着実に利益を残す手法を基本としているので、高レバレッジな取引自体はあまり推奨しません。でもそれは、一般的な投資家を対象としているためで、きちんとリスクコントロールができる上級者であれば、高レバレッジの取引も選択肢の一つになります。そこで、個人投資家が法人を作りその名義で取引する場合のメリット・デメリットや注意点について整理しました。実際に一人で会社を作り、FXを行い、そして清算までを行った実体験に基づいた内容ですので、法人化を検討している方にはきっと参考になると思いますよ。

Copyright(c) 2008-2021 All Rights Reserved.