リスク選好指数

   リスク選好指数(Risk Appetite lndex)はクレディ・スイス銀行が発表している経済指標です。世界の金融市場の動向をもとに、市場参加者のリスク選考度(リスクアペタイト)を指数化したものです。数値がプラスのときはリスクを選好し、マイナスのときはリスクを回避している状況とみなされます。

   通常−3から+5の範囲を往来していますが、まれに超えることがあります。サブプライム問題が表面化する以前は世界中がリスクに対して無頓着になっていました。このときリスク選好指数は+8近くまで上昇しています。逆にリーマンショクの後では−6前後まで下落しました。

   これらは極端な数値ですが、同指数のプラス値が大きいほど、市場参加者はリスクに対する警戒心が薄れ、積極的に利益を取りにいっていることになります。株式やジャンクボンドが買われ、為替相場ではエマージング通貨が値上がりします。逆にマイナス値が大きいほど、安全指向になっているということです。そうした状況では、変動の激しいリスク資産は売られやすくなり、米国債などの安全資産に資金は滞留します。

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