三角もちあい

   三角もちあい(Triangle)はテクニカル分析で用いられる用語で、価格が一定範囲で推移するもちあいの形状が徐々に狭まり、図のように三角形を形成する場合をいいます。ペナント型のもちあいとも言われます。ア〜ウは上昇してきた為替相場が三角もちあいになった場合、エ〜カは下降してきた相場が三角もちあいになった場合です。

三角もちあい

   典型的なパターンは、ア・エのように、高値が徐々に切り下がり、安値が徐々に切り上がりながらもちあっている場合。これを対照型三角もちあい(The Symmetrical Triangle)と言います。バリエーションとして、イ・カのように上値が水平の場合や、ウ・オのように下値が水平の場合もあります。前者を上昇型三角もちあい(Ascending Triangle)、後者を下降型三角もちあい(Descending Triangle)と言います。いずれの場合も、三角形の先端から放れたときがチャンスとなります。

   また、大きな相場の最終局面で現れることがある珍しい三角もちあいにダイアゴナル・トライアングルがあります。これはイで上値も切り上がるパターン、またはオで下値も切り下がるパターンを言います。

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