コール市場
コール市場(Call Market)は金融機関どうしが資金の過不足を調整するための市場です。基本的に1ヶ月未満のごく短期の貸付け、借入れが行れています。インターバンク市場の一つでもあります。取引には無担保と有担保の2種類がありますが、無担保コール翌日物(オーバーナイト)の金利は、日銀が金融調節の誘導対象とする政策金利の位置づけになっています。
コール市場はFXとも関係が深い市場です。一つは、政策金利は為替相場を左右するファンダメンタルズの一つであるという点。ただ、1999年に日本銀行が導入した「ゼロ金利政策」により、正常には機能していませんが。もう一つは、円ペアのスワップポイントは、コール市場の金利がベースになって計算されるという点です。