テクニカル要因

   テクニカル要因とは、為替相場が絶え間なく変動する原因の一つです。為替相場の水準は主に各国の経済政策や景気動向に左右されて形成されます。ですから、雇用統計のような重要な統計の発表には市場関係者の注目が集まります。時には政治的なニュースが為替相場に大きな影響を及ぼすこともあります。

   しかしそうした要因は日々報道されているわけではありません。何もそうした材料がない時でも相場は変動していますし、急に方向性が変わったりすることもあります。その理由は、市場参加者がテクニカル分析に基づいた取引も活発に行っているからです。例えば、チャートのフォーメーションや買われ過ぎ・売られ過ぎといった状況をテクニカルな手法で判断し、売買しているわけです。

   為替相場の中長期的なトレンドは経済などのファンダメンタルズによって形成されます。二つの通貨の相対的な価値を示す為替相場の水準自体は、テクニカル要因で決まるわけではありません。けれど短期的な相場の動きはテクニカル分析を手掛かりとした売買の影響が強くなります。また、日々の相場は内部要因と呼ばれる要因にも影響を受けています。為替相場はそうした様々な要因がからみあって形成されているわけです。

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