投げ売り

投げ売りとは

   為替相場が下落すると買い方の投機筋は苦しくなります。少しくらいの下落なら資金的にも精神的にも耐えられますが、下げ止まると期待した水準でも止まらず、さらに下げ相場が続くといよいよ苦しくなってきます。

   そうした状況で追い打ちをかけるように悪いニュースが出たりすると、買い方は精神的に追い込まれ、耐え切れなくなって一斉に損切りに動きます。市場はパニックにおちいり、売りが売りを呼ぶ状況へ。こうした買い方のギブアップによって出てくる転売を「投げ売り」または単に「投げ」といいます。

投げ売りはチャンス

   投げ売りが集中して相場が弱気の極に達した状態を「セリング・クライマックス」といいますが、この状況に巻き込まれていない人にとっては大きなチャンスです。セリング・クライマックスに達すると、含み損を抱えたポジションが整理されて、戻りを待って売ろうとする圧力が低減するからです。

   なので一たびファンダメンタルズが改善すると、相場はうそのように上昇に転じることがあります。あるいは、特によいニュースが出たわけでもないのに、急反発することもあります。このような時は、売り方が利益を確定するために、買戻しているわけです。セリング・クライマックスを過ぎると、相場は悪材料にも反応しなくなったり、下値抵抗感が出てきたりします。そうすると売り方は今が潮時とばかりに買戻しに走ります。その結果、安くなり過ぎた相場が適正値に戻っていくわけです。

投げ売りに買い向かうにはどうすればいいか

   ではどうすれば自分が投げ売りをする側ではなく、安くなった相場を買い拾う側に回れるのでしょうか。投げ売りの状態になるまで待てばいいわけですが、その見極めは難しいのが実情ですし、そもそも投げ売り商状はそうそう出現するものではありません。

   そこでキーワードとなるのは買い下がりです。例えばRSIなどのオシレーター系のテクニカル分析で売られ過ぎの状態になったとき、そこからさらに2番底、3番底があることを想定して買っていくのです。決して1回で満玉を張るようなことをしてはいけません。少なくとも5回以上は資金を小分けにすることをお勧めします。

   なお、投げ売りと逆の商状を「踏み上げ」といい、こちらも大きなチャンスになります。

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