LTCM

   LTCMはかつて名を馳せたヘッジファンドのことです。正式名称をロングターム・キャピタル・マネジメント(Long Term Capital Management)といいます。FRBの元副議長やノーベル経済学賞を受けた著名な経済学者などが取締役会に加わっていたことから、設立時から巨額の資金を集め、1994年2月に運用を開始しました。

   LTCMの運用方針は、割高な債券を売って割安な債券(例えばエマージング諸国の債権)を買うというもので、1998年当初までは非常に高い成績を出したため、運用資金はますます巨額になっていきました。しかし、アジア通貨危機からロシア危機にいたる世界的なリスク回避志向の影響で、破綻の窮地に追いこまれます。このときFRBはLTCMを破綻させたときの影響の大きさを考え、銀行団による融資実行やFFレートの緊急引き下げといった対策を実施しています。

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