スペキュレーション
スペキュレーション(Speculation)とは投機的な取引のこと。リスクをとり、思惑(おもわく)で売買取引を行うことです。似た行為に投資(Investment)がありますが、スペキュレーションにはよりハイリスク・ハイリターンのイメージがあります。不確実なものに対してやまをはるという行為がスペキュレーションなわけです。
一方、思惑ではなく実需に基づいた取引、例えば貿易会社が業務上の必要性から行う為替予約などの取引はヘッジと言って、スペキュレーションの範疇には入りません。もっとも、ある程度は思惑の入る余地はありそうですが。
FXはどうでしょうか。大がかりな統計はないものの、取引の大半はスペキュレーションで占められていると推定できます。ですが投資やヘッジでももちろん利用できます。為替相場には数年単位のトレンドが発生することも珍しくありません。2国の経済情勢を比較して中長期的な取引を行うバイ&ホールドも可能です。