FXと忍耐力

   忍耐力はFXにおいて非常に重要な資質です。ただし、相場が曲がった(含み損になった)時の忍耐力ではありません。チャンスをじっと待つ時の忍耐力、利益が乗ってきたらそれを伸ばす時の忍耐力です。

チャンスはどれくらいあるのか

FXでチャンスはどのくらいの頻度で訪れるものでしょうか。もちろん、その時々の情勢で一様ではありません。これはあくまで感覚的なものですが、1分足でデイトレードを行った場合、チャンスは10回程度か、多くても20回までいきません(一日のうち8時間程度取引したとして)。もちろん、チャンス自体は無限にありますが、確信を持ってポジションを建てることができる、という意味のチャンスです。

   1分足ということは60分×8時間=480分ですから、チャートで言うと、480本の足が立つということ。これを日足に換算すると、480本÷約240営業日≒2年。つまり自信を持って建玉できる場面は、1年で10回もないということになります。

   1分足だと見ている間にどんどん新しい足が追加されますから、常に変化という刺激があります。それでもチャンスを待つにはかなりの忍耐力が必要です。待ち切れずに拙速にポジションを建てると、損切りで終わってしまうことが多々あります。為替相場は何と行ってもタイミングが全て。そしてそこで重要なのが忍耐力です。

   FXに限りませんが、相場を始めたころは、ポジションを持ちたいという欲求があります。なんだかチャンスを逃しているような気がするわけです。実際、チャンスは逃しています。しかし、そこは割り切りが必要です。100回あるチャンスのうち1回ものにする。それくらいの気持ちが重要です。できるだけチャンスは逃さないようにしたい、そう思っていたら、痛い目にあうこと請け合いです。

利益は伸ばす

   忍耐力でもう一つ大事なのが、利益が乗ってきた時に慌てて利食わず、できるだけ伸ばすために必要な忍耐力。もちろん、欲をかいて利益を失っては元も子もないのですが、FXで勝つためには利益を伸ばすという技術も非常に重要な要素です。

   相場で失敗する人はほとんど例外なく「利食いは早め・損切りは遅め」の傾向があります。ですが、本当は逆でなくてはならないのです。利益を伸ばすということは難しいですし、一方で「頭と尻尾はくれてやれ」という格言もあります。そのあたりのバランスの取り方は、経験がものを言う領域かもしれませんが、ルールを決めておくことも必要です。これらの点については『FXの必勝法』で扱っていますので、参考にしてください。

◎次のページ:FXと行動経済学|前のページ:NDD方式とDD方式

Copyright(c) 2008-2017 All Rights Reserved.