店頭FXと取引所FX

   FXには店頭方式と取引所方式があります。店頭FXは投資家と証券会社やFX業者が1対1で取引を行うもの、取引所FXは投資家と取引所が1対1で取引を行うもの。どちらも1対1というところは同じなのですが、取引の相手方が証券会社・FX業者か取引所かの違いがあります。なお、取引所FXは東京金融取引所(くりっく365)と大阪証券取引所(大証FX)が扱っています。

   さて、ここで株式取引の経験がある方は疑問に思うかもしれません。株式取引では、投資家同士の注文を証券取引所に集めてマッチングさせます。つまり取引の相手方は特定されないのです。証券会社は単に投資家の注文を取引所につないでいるだけで、取引の当事者にはなりません。しかしFXの場合は、FX業者か取引所が取引の相手方になるのです。これを相対取引(あいたいとりひき)と言います。この点もFXの大きな特徴と言えます。

店頭FXと取引所FX

店頭FXと取引所FXの主な違い

  • 税制
    以前は、店頭FXと取引所FXでは税制が異なっていました。店頭FXは総合課税方式、取引所FXは申告分離課税方式だったのです。しかし、平成24年から両者は統一されました。詳しくは『FXの税金』をご参照ください。
  • スワップポイント
    店頭FXでは、スワップポイントが受取りの場合と支払いの場合で差を設けています。例えば、買い建玉の場合は10円の受取り、売り建玉の場合は12円の支払いという具合に。一方、取引所FXでは同じ額に設定されています。
  • 取引証拠金の保護
    投資家がFX業者に預けた取引証拠金がどのように管理されているかというと、店頭FXでは信託保全が法令で義務付けされています。一方、取引所FXでは、FX業者は全額を取引所に預託する義務があり、預託された証拠金は取引所により分別保管されます。したがって、どちらの場合も、万一FX業者が破綻しても証拠金は原則として保全されます。詳しくは『分別保管』をご参照ください。
  • 商品設計
    取引所FXは商品仕様が取引所によって決められるため、扱っているFX業者による差はありません。これに対して店頭FXでは商品設計の自由度が高いため、取り扱う通貨ペアの数、取引コスト、取引証拠金の額などにおいては店頭FXのほうが有利となる場合が多いと言えます。

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