アノマリー

   アノマリー(Anomaly)とは相場の世界における経験則や俗説のことです。もともとの意味は「変則的なこと、例外的なこと」。そこから「理論的な説明はできないけれど、経験上ある程度法則として認められる事象」をさします。

   FXにおける代表的なアノマリーの例としては、11月から12月にかけては円安、2月から3月にかけては円高になりやすいというものがあります。これは、期末決算にむけて米国企業、日本企業が本国に利益を送金するいわゆるレパトリのためと考えられています。また、米国の株式市場では「5月に売り逃げろ」という格言があります。これは税金の還付制度が関係していると言われます。

   上記は季節的なアノマリーで、一応の理屈も付いているのですが、歴史的に見ると8月と10月には金融市場を動かすショックが起こりやすいというアノマリーがあります。

8月の例

  • 1973年…ウォーターゲート事件の責任をとってニクソン米大統領が辞任。この後、ダウ平均は翌年まで下落が続きます。
  • 1980年…メキシコ債務危機。国家による利払いの一時停止が宣言され、同国を初めとする新興国の株式市場・通貨は暴落。
  • 1990年…イラク軍がクェート侵攻し、翌年には湾岸戦争が勃発。
  • 1998年…ロシア危機。これを引き金に翌月にはLTCMが破たん。
  • 2007年…パリバショックリーマンショックへとつながるサブプライム問題の表面化。

10月の例

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